NBAの周辺

NBA関連のメディアで話題になっているトピックなど

八村塁はドラフト1巡目でNBA入りするかもしれない

NCAAトーナメント(マーチ・マッドネス)が始まり、NBAのほうもその関係の話題が目立つが、今朝YouTubeで目にしたESPNの動画のなかで、現在ESPNのカレッジの解説者をやっているジェイ・ウィリアムズ(元シカゴ・ブルズ)が、八村塁(ゴンザガ)のことを高く評価するコメントをしていたのが興味深かった。

 

https://youtu.be/VRG0DL_zSoY

 

今年のドラフトは(カレッジシーズンの始まる前から)もうデュークのザイオン・ウィリアムズ一色といった印象。三羽ガラスとみられていたデュークのふたり(R.J. バレットとカム・レディッシュ)が蓋を開けてみたらいずれもイマイチ、という感じらしいので、まあそれも自然な成り行き。で、そのザイオンらを除いた「NBAに上位指名で入りそうな注目の選手は誰?」というのが、上掲のビデオの趣旨で、喋っているのはジェイ・ウイリアムズ(全体1位か2位でポストMJのブルズに指名され、大きな期待を背負ってNBAしながら、バイク事故か何かで結局1、2シーズンしかプレイできなかったある意味不運な選手だったと思う)、そしておなじみのジェイレン・ローズとデイビッド・ジャコビーのコンビ。

 

八村について、ウィリアムズが(MPV最有力候補の)ヤニス・アンテトクンポ(バックス)のプレイぶりを引き合いに出せば、ローズのほうはクワイ・レナード(ラプターズ)と似た体格云々などと、やはりいまのNBAでベスト5に入る才能の名前を挙げている。もちろん、どちらも「八村が大化けすれば」という過程の話だろうが、それにしてもすごいことだと思う。

 

八村の評価・ドラフト指名の予想順位は、昨年夏あたりから「1巡目の真ん中あたり」でほぼ変わらずにきているとの印象。ゴンザガはNCAAトーナメントで確かに(4校ある)トップシードに選ばれたし、またその前に八村も所属カンファレンスのPOYに選ばれていた。ただ、すでに3年生だし(トップクラスの新人はみな“One and Done”でプロになるというのはご存知の通り)、3ポイント・シュートはあまり得意ではなさそうだし・・・など、ドラフトのひとけためで選ばれるのは難しそうと思わせるそれなりの理由も浮かぶ。そういう前提がこちらにあったので、このウィリアムズの高い評価がちょっと意外に思えた次第。

 

またThe RingerのKevin O’Conner(KOC)が先日公開していた記事には「今年のドラフト候補は、だいたい5位から15位くらいまでがほぼ横一線」という指摘もある(KOCはThe Ringerに何人かいるNBAライターのなかでもたぶん1番の書き手、というのが私の認識)。だとすると、ゴンザガがトーナメントでうまく勝ち上がり、ジャー・モラントのいるマレー・ステイトを破って、うまくファイナル4でデューク=ザイオンとあたって、その過程で八村がしっかり存在感を示せれば、1巡め指名の可能性もぐっと高まる・・・そんな展開になるととても面白いのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

第3のMVP候補、ダミアン・リラード(POR)のどこがそんなにスゴイのか?(Grantland)

youtu.be

(ダミアン・リラードのクラッチシューターぶりを広く知らしめた(?)昨シーズンのプレイオフ、対ロケッツ・シリーズでのブザービーター

 

http://youtu.be/mejFtEY5faU
(ダミアン・リラードのクラッチシューターぶりを広く知らしめた(?)昨シーズンのプレイオフ、対ロケッツ・シリーズでのブザービーター

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「クランチタイム(ここ一番の勝負所)にめっぽう強い選手」との評判が定着した感のあるダミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ、POR)。今シーズンには「クランチタイム(残り5分で5点差のゲーム)での得点数でリーグ1位」といった話も1月半ばに出ていた(Lillard saw Blazers' success coming - ESPN)が、NBA3シーズンめに入ったこの「ブレイザーズの若大将」について、その成長ぶりを分析したカーク・ゴールズベリーのコラムがGrantlandで先ごろ公開されていた。

「ダミアン・リラードはいかにしてMVP候補になりしか」(How Damian Lillard Transformed Into an MVP Candidate)というタイトルのついたこのコラムには、別に「ダミアン・リラードを見限るな」(Do Not Cross Damian Lillard)という題名もあり、こちらは昨年夏にあったTeam USAメンバー選考の際に、コーチK(米国代表チームのHC)がカイリー・アービング(CLE)とデリック・ローズ(CHI)を優先する形でリラードを落としたことに言及したもののようだ(候補選手の名前の上に「X」(バッテン)を引いた、という感じだろう)。

アービングやローズのようなサラブレッド(blue blood)ーー学生時代から大きな注目を集め、そのままNBA入りしたスター選手ーーとは異なり、リラードは「ほぼ無名の大学(リラードの出身校はユタ州のウェバーステート大という大学だそうだ)で4年間かけて着実に力をつけた」とか、2012年のドラフト順位も6位に過ぎなかったけれど、結局その年の新人賞を獲得・・・といったリラードの「叩き上げ」的な面にも言及があり、またさまざまなチームを渡り歩き、いろんなスーパースター選手とともにブレイしてきた12年目の大ベテラン、クリス・ケイマン(PORで現在)によるお墨付きーー「ノビツキーやコービとも一緒にプレイした経験からいうと、あいつらがクランチタイムが大好きなのは明らか。しかし、大物選手(big-time names)のなかにも、ここぞというところで自分にボールが回ってくるのを好まないやつらもいる。リラードは間違いなく前者の部類で、勝負所で存在感を増す選手」云々などもあって興味深い。「リラードは怖いもの知らずで、肩に羽が生えているかのよう」(”He’s fearless. He plays with a chip on his shoulder.”)というケイマンのコメントもある。

ただ、ゴールズベリーの本領が発揮されているのはやはりデータを駆使した分析のほうで、そのポイントをまとめると次の3つになる。

1)3ポイント・プレイのクリエイション能力/決定力の高さ
2)「弱点」を確実に強化
3)ディフェンス力も向上=チーム全体に貢献

このうち、ポイント1)については、次の3つの比較がある。

・アシストなしの3ポイントシュート成功本数(1月18日時点)
1. ジェームズ・ハーデン(HOU):54本
2. ダミアン・リラード(POR):49本
3. ステファン・カリー(GSW):47本
4. ブランドン・ジェニングス(DET):40本
5. クリス・ポール(LAC)、カイル・ロウリー(TOR):31本

・3ポイントプレイ(シュート+アシスト)による得点(1月18日時点)
1. ジェームズ・ハーデン(HOU):243点
2. ステファン・カリー(GSW):207点
3. ダミアン・リラード(POR):200点
4. カイル・ロウリー(TOR):167点
4. クリス・ポール(LAC):167点

・3ポイントプレイの得意なコンビのシュート成功本数(1月18日時点)
1. ダミアン・リラードからウェズリー・マシューズ(POR):52本
2. タイ・ローソンからウィルソン・チャンドラー(DEN):48本
2. クリス・ポールからJ.J. レディック(LAC)::48本
4. ステファン・カリーからクレイ・トンプソン(GSW):47本
5. ジェームズ・ハーデンからトレバー・アリーザ(HOU:44本

この記事のなかにはたとえば「ウェズリー・マシューズが決めた118本の3ポイントシュートのうち、49本はリラードからのアシストパスによるもの」という記述もある。いずれにしても、リラード/マシューズの3ポイント得点能力が、GSWの「スプラッシュ・ブラザーズ」や、HOUのハーデン/アリーザ・コンビのそれを上回るというのは大したもの。

従来のスタッツだとわかりづらいこうした数字ーーたとえば、リラードの場合、ポイントシュート成功本数は120本で第5位(成功率36.9%)、アシストは一試合平均6.2で15位となっている(いずれも1月24時点)にゴールズベリーが注目しているのは、ジェームズ・ハーデンの場合と同じく、NBA全体で進む「3ポイントプレイならびにゴール下からのシュートの比重の高まり」といった流れを踏まえてのことだろう。なお、リラードのReal Plus/Minus(RPM)は5.63で全体7位、またWin Above Replacement(WAR)は7.4で5位となっている(いずれもトップはステファン・カリーで、RPM 8.74、WAR 9.37)。

ポイント2)については、昨シーズンと今シーズンのシュートセレクション/成功率を比較した2つのショットチャートが載っている。

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(2013-14)

damechart_thisyear_300
(2014-15)

2013-14シーズンに平均以下だったゴール下でのシュート確率が大幅に向上(今シーズンは56%)、また全体としてミッドレンジ・シュートが減っている(ほとんどなくなっている)点も目に付く。

3番目の、ディフェンス力向上については、「ペリメーター(外側)での個人のディフェンス能力については、ゴール下と違い、実はまだ決め手になるデータがない」などとカークランドは説明しながら、その代用として、選手個人ではなくチーム全体のディフェンス力向上を挙げている。このグラフには、昨シーズン16位だったブレイザーズのディフェンス力(Defensive Efficiency)は今シーズン4位まで上昇している、とある。

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ちなみにこのランキング、1位ウォリアーズ、2位ロケッツ、3位バックス(MIL)、4位ブレイザーズ、5位ホークス(ATL)、6位スパーズ(SA)、7位ウィザーズ(WAS)・・・27位キャブズ(CLE)、28位レイカーズ(LAL)、29位ニックス(NYK)、30位ティンバーウルブズ(MIN)などとなっている。やはりディフェンスのいいチームが成績もいい/ディフェンス力がある程度なくてはお話にならない(例外はあるにしていも)ということか。

   ***

ところで。
先ごろ発表されたオールスター戦のファン投票の結果について、選手の「実力と人気の乖離」を指摘したグラフ付きの記事が(Grantlandと同じEPSN系列の)「FiveThirtyEight」(ネイト・シルバーのはじめたブログ)に出ていた。

この記事の趣旨は、ファン投票の結果は選手の「ネームバリュー」が大きく反映されており、「実力派」の選手がその分割を食っている、といった傾向を述べたもの。たとえば、今季は「引退の可能性」の噂ばかりが目立つコービがそれでも100万票を超える得票を集めてスターターに選ばれたことが話題になっていたと思うがーーあるいは中国からの組織票(コービ・ファンが投じたもの)の影響かもしれないーー、そういう大物選手の過剰な「人気ぶり」は、レブロン・ジェームズ(CLE)やカーメロ・アンソニー(NYK)にしても多かれ少なかれみられるもの。

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いっぽう、「過小評価されている実力派」の代表格がリラードで、実際に集まった得票数(約36万5000票)はWARを規準にした期待得票数(78万6000票)より42万1000票も少ない、というチャートもある。

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この「過小評価組」のランキング(上記チャートの最下位から逆順)はちょっと興味深い・・・・。1位リラード、2位ポール・ミルサップ(ATL)、3位ドレイモンド・グリーン(GSW)、4位タイソン・チャンドラー(DAL)、5位サージ・イバカ(OKC)、6位クリス・ポール(LAC)、7位でアンドレ・ジョーダン(LAC)、8位ヤニス・アンテトクンポ(MIL)、9位ジェフ・ティーグ(ATL)、10位ルー・ウィリアムズ(TOR)などとなっている。逆に「過大評価」のほうは、1位レブロン、2位コービ、3位ポウ・ガソール(CHI)、4位アンソニー・デイヴィス(NOL)、5位ドウェイン・ウェイド(MIA)、6位マーク・ガソール(MEM)、7位ブレイク・グリフィン(LAC)、8位ステファン・カリー(GSW)、9位ジョン・ウォール(WAS)、10位マーシン・ゴータット(WAS)だそうだ。

なお、ブレイザーズでは大黒柱のラマーカス・オルドリッジ(”LMA”)が22日の対セルティクス戦で右手首を痛め、手術が必要(復帰までに6〜8週間の予想)とされるなか、なんと24日の対WAS戦には痛み止めをうって出場(26得点、9リバウンドの活躍)といった話も出ている。フロントコート陣がすでにふたりも故障欠場ーーロビン・ロペスとジョエル・フリードマンがそれぞれ復帰までもうしばらくかかる見通しで、LMAもいないとなると、あとはケイマンだけ、ということで、LMAもかなり無理をしての出場だったと思われるが、そうしたなかでこれまでのところ快調に飛ばしてきたリラード/マシューズらのバックコート陣が、今後どこまでがんばれるかも気に掛かるところだ。

 

youtu.be


(今季のMVP候補を「品定め」した分析。カリー、ポール、デイヴィス、リラード、ジミー・バトラー(CHI)、ハーデンなどと並んで、リラードの名前も)。

BKN 93 @ ORL 86: ブルックリン・ネッツ、D・ハワードの抜けたマジックに楽勝

Half of the Nets’ Core Four Provide Enough for a Win - NYT
 
スターターのジョー・ジョンソン(SG;22ポイント、5アシスト)とジェラルド・ウォレス(SF;20ポイント)が活躍(3ポイントシュート7本をふくめ、ふたりで42得点)。ケガで欠場のブルック・ロペス(C)、それにデロン・ウィリアムズ(PG;1ポイント、7アシスト)の穴を埋める。

これで5連勝、シーズン通算成績11勝4敗となって、イースタンカンファレンス首位の座をかけたマイアミでのヒート(11勝3敗)との戦い(米国時間1日)に臨むことに。
 
NBA Standings - 2012-13 - ESPN

BKN 95 @ BOS 83

今シーズン不調のセルティクスが自滅。ネッツが労せずしてアウェイで勝利。いまのネッツにはツキもある。

NYT

“We’re not going to back down,” Deron Williams said. “It’s not about being tough guys or anything like that. But we’re not going to back down. We did a good job of keeping our composure.”

HC Avery Johnson added: “There was a lot of swings down there. Guys were going in to try and rescue their teammates. That’s the type of team we have. If you’re in an alley fight, we’ve got guys you’d like to be in there with.”

BKN 96 vs NYK 89 - NBAニューヨーク対決、初戦を制したネッツ

NBA初のNYC地下鉄シリーズーーニューヨーク本拠地のチーム同士の対決となったブルックリン・ネッツ(BKN)とニューヨーク・ニックス(NYK)との今シーズン第一戦。川向こうのライバル、ニックスをバークレイズ・センターに迎えての初対決は、延長(OT)にもつれ込む熱戦の末、BKNが96-89でNYKを下した。

NBA TVのアプリとNetsの公式iOSアプリ、それにTwitter(#Nets, #BKN, #jayz, etc.)で接戦の様子を追いかけていたのだけれど、とくに後半に入ってネッツが追いつき、このところ目立っていた「3Qでガス欠する悪いクセ」を克服して4Qに突入したあたりからは、すっかり目が離せなくなってしまった。それにしても、この「世紀の対決」の初戦からいきなりOTとは・・・。なんにせよ、ネッツ応援者には「慶び至極」な大勝利であった。

「アメコミ大好き」なセンターのブルック・ロペスは、ケガに泣かされた昨シーズンから一転、今シーズンはスタートから好調を維持してきており、なんとなく「大黒柱的な存在感」さえ感じさせる(少なくとも、スタッツやニュース記事を見る限りは)。

それに何といっても、ジェラルド・ウォレス。「クラッシュ」("Crash")の愛称をもつこのベテラン・スモールフォワードは、先週のレイカーズ(LAL)戦に続き、この晩の大試合でも、その多芸ぶりを遺憾なく発揮していたようだ。

もうひとつ、シーズン開幕前の下馬評と違っている点は、ディフェンスの強さ。「スターターではウォレスしかディフェンスが上手な選手がいない」とよく書かれていたのに、いまのところ対戦相手に許した得点(被得点)が91.3でリーグ首位(の少なさ)、そして被得点を100点以下に抑えた場合に勝敗が8勝1敗だという。

これから「NBA随一」の呼び声も高いバックコート陣ーーデロン・ウィリアムズ(PG)とジョー・ジョンソン(SG)のエンジンがぼちぼち暖まってきて、いずれ全開となってくれば、いま以上の強さを発揮することも・・・期待はいや増しに高まるばかりである。

観戦した有名人:
ビヨンセ&ジェイ・Z(B&J)夫妻マイケル・ブルームバーグNYC市長、リチャード・ギア(俳優)、チャーリー・ローズ(テレビのトークショーMC)など

ネッツのシーズン勝敗:
9勝4敗(アトランティックDiv. 首位、NYKと同率/イースタンカンファレンス全体では、マイアミ・ヒートに次ぐ2位)
ネッツのホーム・ゲーム勝敗:7勝1敗
観客の数:17,732(”満員”)

BKN vs NYK #01

待望のブルックリン・ネッツ対ニューヨーク・ニックスの直接対決。その歴史に残る第一選があと30分ほどで始まる。そう思うと、何だか落ち着かない。クロスタウン・ライバル、しかも好調なチーム同士のマッチアップとあって期待は否が応でも盛り上がる。

クリステンセン教授、デューク「ブルーデビルズ」、オバマ大統領

まったく別の文脈の事柄として、それぞれ記憶の片隅に埋もれていたことが、思っても見なかった接点でひとつにつながる。そんな経験は、ディレッタントにとって何よりの愉しみだが、これもそんな話。おそらく自分以外にふたりくらいしか面白がらない類の話だろうが、久しぶりに大いにびっくりしたのでちょっと書いてみる。

クレイトン・クリステンセン(Clayton Christensen)といえば、著書『イノベーションのジレンマ』("The Innovator's Dilemma")で一躍有名になったハーバード・ビジネススクールの教授。そのクリステンセンが新著"How Will You Measure Your Life"のプロモーションを兼ねて、このところいろんなメディアに顔を出している。

先週末にリリースされたBusinessweekにも"Tuesdays With Clayton"というタイトルの長い特集記事が載っていた。こういう特定の個人に焦点をあてた雑誌記事の常で、この記事でも本人の仕事関係だけでなく、その生い立ちや家族のことまで描かれていた--たとえば、ユタ州出身のモルモン教徒で、若い頃(70年代はじめ)には韓国で布教活動していたとか。そんな数々のティップスのなかに、「長男のマシュー("Matthew")は、2001年にバスケットボールの全米大学チャンピオンになったデューク大学ブルーデビルズ(Duke Blue Devils)の一員だった」という一節もあった(余談だが「6フィート10インチの身長」というから、だいたい208センチくらいか)

Christensen's eldest son, 6"10" Matthew, aka, "the Stormin' Mormon," played center for the Duke Blue Devils basketball team and was a member on Duke's 2001 National Championship squad.

デューク大学のバスケットボールチームといえば、名門中の名門で、毎年3月のNCAAトーナメント(64校)にも顔を出す常連チームのひとつ・・・もっぱらNBAのほうを追っかけている自分でもそのくらいの予備知識はあった。しかも、有名な「コーチK」ーーマイク・シャシェフスキー(Mike Krzyzewski)という名前だが、このスペルでは米国人でも発音するのが難しいらしく、もっぱら「コーチK」のニックネームで呼ばれているという話をどこかで聞いたーーが五輪やワールドカップで米国代表チームのヘッドコーチを何度も務めてきている(Wikipediaで調べてみると、北京五輪をはじめ、金メダル獲得だけで3度もある)とか、代表的なOBのなかにはグラント・ヒルーー父親がダラス・カウボーイズなどで活躍した有名なフットボール選手、母親はヒラリー・クリントン国務長官の大学時代のルームメート、奥さんはタミア(Tamia)というカナダ生まれのR&Bシンガーーーがいるとか、そんな強豪校のなかでもちょっと「毛並みの良い」イメージもあるチーム・・・。で、いずれにしても、そんなチームでプレイしていたというだけで十分すごいのに、オマケにNCAAトーナメントで優勝まで経験しているとはなんとも運の強いこと・・・というようなざっくりしたことをとっさに思い浮かべ、これはそのうち書くネタになりそうだな、と頭の中の引き出しにしまいこんだのだが...。


いま、まさに佳境に入りつつあるNBAのプレイオフ。「1stラウンドから、マイアミ(ヒート)とあたって苦戦していたはずのニューヨーク(ニックス)はさてどうなったかな」とNew York Timesのスポーツ欄にアクセスしてみると、ニックスの敗退を告げる記事のすぐ下に、マイアミのベテラン控え選手、シェイン・バティエ(Shane Battier)の名前がタイトルになった記事が目に入った。


Battier Still Going All Out for a Title - NYTimes

バティエといえば、地味ながら、数字(記録)に出ないところでの働きぶり=チームに対する貢献度がとても高い名脇役として知られる選手で、そのあたりの凄さについてはちょうど3年ほど前に、あのマイケル・ルイスが「NBA版の『マネーボール』」として記事にもしていた。


NBA流「スター選手抜きで、スーパースター軍団に勝つ方法」


この「通好み」「いぶし銀」といった形容詞が似合いそうなバティエについて採り上げたNYTimes記事は、次のような一文で始まっている。

マイアミ発 - ヒートのフォワード、シェイン・バティエが優勝の美酒を味わったのは、もう10年以上前のことーーあれは2001年のデューク(大学)のチームにいたときのことだった。
 
MIAMI ― It has been more than a decade since Heat forward Shane Battier tasted a championship, and that was with Duke in 2001.

・・・「おやおや」と思って、さっそくWikipedia で調べてみると、次のようなロースター(メンバーリスト)が。

No. Position Year Player
3 F So Nick Horvath
4 C So Carlos Boozer
5 G Sr Ryan Caldbeck
12 G/F Fr Andre Sweet
13 G Sr J.D. Simpson
14 F/G Sr Nate James
15 G So Andre Buckner
20 C So Casey Sanders
21 G Fr Chris Duhon
22 G So Jason Williams
31 F Sr Shane Battier
34 G/F So Mike Dunleavy, Jr.
40 F/C Fr Andy Borman
41 F Jr Matt Christensen
42 F Fr Reggie Love

2000–01 Duke Blue Devils men's basketball team


ほぼ予想通り、"Shane Battier"の名前とならんで"Matt Christensen"というのがある(Srはシニア=4年、Jrはジュニア=3年)。またバティエのほかにも、カルロス・ブーザー(Carlos Boozer:現シカゴ)、クリス・デュホーン(Chris Duhon:現オーランドー)、マイク・ダンリヴィーJr.(Mike Dunleavy, Jr.:現ミルウォーキー、有名なNBAコーチの倅)といった、いまも現役を続けるプロ選手、さらに2002年のドラフトで中国出身の姚明(Yao Ming)につづく全体第2位でシカゴに選ばれ、将来の活躍を期待されながら、バイク事故で事実上選手生命を絶たれたジェイ・ウィリアムズ(Jason Williams)など、実にすごい名前が並んでいる。クリステンセン教授の倅は、なんとも大した連中と戦っていたものである。

ちなみに、毎年ドラフト枠だけでも50人前後の新人がNBAに加入するということを考え合わせると、いっしょに戦ったチームの15人のうち、いまも3人が現役を続けている、というだけでも特筆に値すると思う。

しかし、この2000-01のDuke Blue Devilsには、クリステンセンをさらに上回るちょっとしたサプライズが隠されていた。

いちばん最後にある「背番号42 レジー・ラブ(Reggie Love)」の名前をクリックしてみると、そこの出てきたのは、オバマ大統領のバスケット仲間(ワンオンワンの練習相手)としてひと頃テレビのニュースなどでも採り上げられていたあの黒人の若者であった。

ジェレミー・リン「最悪!」の8得点、8ターンオーバー - NYニックス、マイアミで完敗


NYニックスは23日、敵地マイアミに乗り込んでのヒート戦、手ぐすね引いて待っていたとされる「3 kings」(レブロン・ジェームズドウェイン・ウェイドクリス・ボッシュ)の前に完敗。

ジェレミー・リン(Jeremy Lin:林書豪)はフィールドゴールが11本放って1本しかきまらず、アシストも3、しかもターンオーバーは8と、スタッツを観るかぎりいいところなし(NBA TVのダイジェストでもターンオーバーばっかり)

スターター&ベンチのメンツをみるかぎり、マイアミともそこそこ戦える感じになってきているかもしれない・・・といいつつ気になるのは、どういう展開でクリス・ボッシュに25得点も許したのだろうか、というところ。アマレ(スタウダマイア)でもタイソン・チャンドラーでも止めきれなかった・・・

ESPNのshot chart をみると、リングから離れたところからのシュートが目立つ。ディフェンスが付ききれなかった?

いずれにしても「伝統の一戦」復活ということで誠に喜びに堪えない。"Knicks-Heat Classic Moments"(EPSNビデオ)みると、しょっちゅうマジで殴り合ってたしね。いろいろ思い出します。

NYニックス、カーメロ復帰も黒星スタート - ジェレミー・リン(林書豪)の健闘も実らず

米国時間20日の対ニュージャージ・ネッツ戦、チームのエース、カーメロ・アンソニーの怪我からの復帰が注目されたニックスだったが、ネッツのエース、デロン・ウィリアムズ(Deron Williams )の活躍の前にあえなく100対92の撃沈。

この晩のニックス、どうもネッツの3ポイントシュート攻勢の前で持ちこたえられなかった模様。デロン・ウィリアムズは今シーズン最多の38得点(22分の10)、しかも3ポイントシュートが自己最高の8本成功。またチーム全体でも成功率48.4%(31分の15)とかなり高い確率に。

いっぽう、ジェレミー・リン(Jeremy Lin)は21得点(18分の7)、9アシスト、7リバウンド、4スティール、しかもターンオーバーも3つにおさえて、全体的にかなり頑張ったかな、という印象。ただし、勝てなかったものだから、本人曰く「もっとディフェンスにかけるエナジーが必要だった」("I think me in particular didn't come with the defensive energy we needed. ")とのこと。

さて。
"Linsanity"(ジェレミー・リン旋風)みたさに、MSGに足を運ぶセレブはどんどん増えているようで、前日にはフェイスブックマーク・ザッカーバーグやら、俳優のケヴィン・コスナーニュージャージーであったホィットニー・ヒューストンの葬儀で弔辞を読んだ??、そのついでに?)、トニー・パーカー(Tony Parker:スパーズPG)としばらく前に別れた女優のエヴァ・ロンゴリア、それに常連のウディ・アレン、そうして「MSGニックス戦の主」スパイク・リーと、いろんな有名人が詰めかけたそうだが。この日は、ネッツのマイノリティ・オーナー、Jay-Zが連れ合いのビヨンセご同伴で、コートサイドからご観戦、とのこと。



[試合開始前、デロン・ウィリアムズに声をかけるJay-Z]
via espn.com

ジェレミー・リン(林書豪)旋風、本物かも - ニックス、ダラス戦104対97で勝利


via "Lin Puts Knicks Back on Track"


いったん小休止した”Lin-sanity”=「ジェレミー・リン旋風」が、再び威力を発揮しはじめたようだ。

前の試合で、超格下のホーネッツにしかもホームゲームでまさかの敗戦、連勝記録(ジェレミー・リン先発以降)が7でストップしていたニックス。しかし、19日には昨シーズンの覇者ダラスとのゲームに勝利し、今シーズンの成績も16勝16負の5分に。

ニーオーリンズ戦では、ありえない9ターンオーバーを記録、「敗戦の責任は自分にある」と大いに反省していたジェレミー・リン(Jeremiy Lin:林書豪)だが、この反省の甲斐あってか、19日には28得点に自己最高の14アシストという活躍(ただし、ターンオーバーも7とまだひどく、そう簡単には減らなさそう)。

それでもこの日は、新加入のJ・R・スミス(J.R.Smith)--中国リーグ短期出稼ぎから復帰--が15得点の活躍などもあり、最終的になんとか帳尻をあわせた、あるいは辛くも逃げ切ったという感じ、か。

Complete Play-By-Play

いっぽう、怪我から復帰後の「リンとの相性」がずっと心配されているカーメロ・アンソニー(Carmelo Anthony)はこの日も出番がなく、「相性テスト」は20日のネッツ戦以降に持ち越し。

いったん連勝ストップで勢い止まってしまうと、そのままぐずぐずと崩れていってしまいはしないか・・・。そんな悲観的な予感もちょっとしていたけれど、それなりに実力のあるダラス相手に勝ったと聞いて、すこしホッとした。リンが「チームの顔」になったニックスの実力がどれほどのものか。それが判るのはもう少し先になるんだろうが、少なくともまだツキが逃げていない、そのことはわかった感じ。

ジェレミー・リン狂想曲、さらに過熱 - あのWSJまで便乗


[ホームMSGでの対キングズ戦、リンは自己最高の13アシストを記録]

NBANYニックスに突如現れた「救世主」、ジェレミー・リン(Jeremy Lin:林書豪)をめぐる米国の大騒ぎについては、渡辺さんが書かれている通り(「Off | Linsanityと宗教とNBA給料」)だが、その後マジソンスクウェアガーデン(MSG)でのサクラメント戦にも勝って、リンが先発するようになってからの連勝記録が「7」にのび、チームのシーズン通算成績も5分(15勝15敗)まで盛り返したことから、これがさらにエスカレートしている模様(たぶん確実に)

いつもチェックしているNBA.TVには、通常のゲームダイジェストや好プレイのスニペットに加え、試合終了直後のコート上でのインタビューやら、私服に着替えた後での10分もある記者会見のビデオさえ出ている。もう、コービ・ブライアントやらレブロン・ジェームスといったスーパースターと同じ扱い、と思えるほど。

また、それ以上に「社会現象なんだな」と実感させられたのは、あの経済紙Wall Street Journalでさえ、リンにあやかったビデオインタビューをウェブに載せていたこと。

ただしこのビデオ、出てくるのは「リンがハーバード大学時代に、アイビィーリーグの試合で対戦していた、コロンビア大とプリンストン大の元選手(いまはウォールストリートの投資銀行でエクイティのセールスしてる、とか)を2人引っ張ってきて、「大学時代のリンはこんなかんじだった」と語らせる、というもの。

NBAは、WSJにとってはふだんあまり馴染みのない世界の話ということで、いい素材も簡単には入手できずといった事情があっての苦肉の策だろうが、「それでもなにかリンの話をしない」とWSJに思わせるそれほどの盛り上がりをみせる"Linsanity"現象、といったところであろう。

ジェレミー・リン(NYニックス)の無敗神話さらに - 残り2秒で逆転の3ポイントシュート


現地時間14日のトロント戦では、ホームのラプターズ相手に終盤まで手こずったニックス。だが、第4クォーターの進行とともに徐々に点差を縮め、87対87の同点で迎えた最後の攻撃。残り時間約15秒、コートのセンター付近でボールを手にしたリンは、チームメイトにアイソレーション・プレイの指示を出すと、ディフェンスについた敵のガード、ホセ・カルドロンとタイムクロックを同時に睨みながら、タイミングを見計らうかのように2度、3度とドリブル。そして、残り時間3秒をきったところで放たれた3ポイントシュートは見事にリングの真ん中をくぐり抜けた・・・。

といった感じで、これでリン加入後のニックスは6戦負けなし、シーズンの戦績も14勝15敗まで持ち直して、順位もイースタンカンファレンス8位に。

今シーズンのNFLでは、デンバーで控えのクォーター・バックだったティム・ティボウ(Tim Tebow)がスタメンの起用されてから、しばらく負け知らずの状態が続き、しかもその多くが「奇跡の逆転劇」ということで、「ティボウイング」(Tebowing)というポーズ(感謝のお祈り)が大流行するほどの話題を呼んだ。

ジェレミー・リンはすでに、このティボウと同じような認知のされかたになっているらしく、ある意味で「神がかりてきな勝利」をもたらす彼の不思議な力には、"Lin-sanity"という呼び名までできている。

ジェレミー・リン(Jeremy Lin:林書豪)- NYニックスに突如現れた「救世主」

*"chinese"の日本語訳or 国籍の件について厳密な方もいるようで、もしお気になるなら"An American of Chinese descent"なり"Asian-American"なりに読み替えていただければと思う。

シーズン・オフにチョーンシー・ビラップスを放出したのがたたったのか、せっかくタイソン・チャンドラーを獲得してフロントコートを強化したにもかかわらず、シーズン開幕から負けが先行してきたニューヨーク・ニックス。おまけに、最近では、カーメロ・アンソニーとアマレ・スタウダマイアー という大黒柱2人も怪我で試合に出られず、といったことで、ヘッド・コーチのマイク・ダントーニのクビがいつ飛ぶか、といった噂も飛び交っていた。

ところが、1月末か今月はじめにDリーグ(二軍)から引き上げたジェレミー・リン(Jeremy Lin:林書豪)という中国(台湾)Chinese系米国人の若手ポイントガードが、だれも予想しなかったような大活躍をして、目下「負け無しの五連勝」ということで、NBA界隈はここ数日この選手をめぐる話題でもちきり、のようである。

上記の動画は、リンがLAレイカーズ相手に自己最多となる38得点の大活躍で勝利、という一戦のダイジェスト。

リッキー・ルビオ(ミネソタ)のように華麗なパスを出すわけでもなく、デリック・ローズ(シカゴ)ら黒人ポイントガードのような誰にも止められない鋭さ(クィックネス)があるわけでもないのに、それでも勝ってしまう、というこの不思議。

このリンという選手、シリコンバレーにあるパロアルト高校(スタンフォード大学に隣接/Wikipediaによると、俳優のジェームズ・フランコや往年のフォークシンガー、ジョーン・バエズスティーブ・ジョブズの恋人、そして渋いところではNYTimesのテクノロジー系ライター、ジョン・マーコフらもこの学校の卒業生、とか)時代はかなり活躍したようだが、アイビー・リーグの各大学やらスタンフォードからはスポーツ奨学生としてのオファーがなく、しかたなしにハーバード大学に普通枠で進み、またプロ入りの際も新人選手のドラフトでは選ばれず、地元のウォーリアーズに入ったあともあまりチャンスに恵まれず、今シーズンオフに放出される・・・といった簡単にいえば「苦労人」。

そういう選手が突然出てきて活躍し、ダメダメだったチームが生き返る、というのは誰もが好みそうなストーリーであろう。その上、チームがあのニックス(日本のプロ野球でいえば阪神?)と来た日には...。

なお、このレイカーズ戦のあとは、ミネソタでリッキー・ルビオと対決し、結局100対98で勝ったという。

はやく(テレビで)実際の試合を観てみたいと思う今日この頃である。



[このおっかさんも、いわゆる”タイガーマム”(=躾に厳しい中国系の母親)なんだろうか...]

NBA、今シーズンの注目は「2つのホットライン」

その1:ブレイク・グリフィン(@LAC)

NBAのシーズン開幕からほぼ1ヶ月が経過。今年はとくに2人の選手 -- 昨シーズンの新人王ブレイク・グリフィン@LAクリッパーズ(LAC)と、そしてついにNBAのコートを踏んだリッキー・ルビオ@ミネソタ(MIN)の動向に注目しているのだが、2人ともこちらの期待以上の活躍のようでほんとうに何よりである。

昨シーズン、オールスターゲームダンクコンテストでは自動車の上を跳びこえるパフォーマンスを披露したブレイク・グリフィン("BG")は、今シーズンさらにその勢いが増しているようで、31日の対オクラホマシティ(OKC)戦では、立ちはだかる相手センター(ケンドリック・パーキンス)を上から押さえ込むような形の豪快なダンクシュートを叩き込んでいた。

この猛烈なダンクにはマイアミ・ヒート(MIA)の「帝王」レブロン・ジェームスも思わず興奮したようで、「今年いちばんのダンク!」とTweet

Dunk of the Year!! @blakegriffin just dunked on Kendrick Perkins so hard!! Wow!! I guess I'm #2 now. Move over #6

チーム自体もウェスタンカンファレンスの上位に食い込む好調ぶりだが、これは主に2人の大物ポイントガード -- 年齢的にも絶頂期を迎えたクリス・ポールと、そして酸いも甘いもかみ分けたベテランのチョーンシー・ビラップスの新加入によるもの。いずれもオールスターに何度も選ばれ、米国代表チームのメンバーも経験している実力証明済みの司令塔とのホットラインができたことで、BGの破壊力がいよいよ全開に、といったところ。

その2:リッキー・ルビオ(@MIN)

若干14歳の時からスペインのプロチームでプレーし、2008年の北京五輪では17歳の若さでスペイン代表チームのメンバーに選ばれて活躍するなど、以前から大きな注目を集めていたリッキー・ルビオが、2009年にドラフト指名を受けていたミネソタに加入。下掲のビデオにあるように、さっそく大活躍をみせている。

けっして力でねじ伏せるというタイプではないが、なんともトリッキーなパスは朝飯前で、自分からペイント内にどんどん切り込んでいったかと思うと、次には3ポイントシュートをシレッ決めてみせたりと、とにかく華のあるプレーをする。

若手が中心の発展途上のチームで、シーズン序盤はなかなか勝てずにいたようだが、新たにHCとなった名将リック・エデルマンの指揮の下、このところ少しずつ調子が上がってきている印象。そして、こちらにも若手ながらすでに米国代表メンバーを経験したパワー・フォワードのケビン・ラブがいる。この2人がこの先どれほど強力なホットラインを形成していくのか。往年のC・マローン - J・ストックトンのコンビを上回る可能性させありそうな予感もして、いずれにしても一気に楽しみが増えた感じがする。

自動車を飛び越えて - ブレイク・グリフィン、All Star スラムダンクコンテスト優勝

下馬評の高かった、LAクリッパーズのブレイク・グリフィン(Blake Griffin)が優勝。
何年か前に、小兵のネイト・ロビンソン(Nate Robinson)が人間ーたしか、ドワイト・ハワード(Dwight Howard)だったかーを飛び越えたのは見た記憶があるが、クルマはこれがはじめてかも。

http://ustimes.jp/2011/02/20/bg-2/