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BKN 96 vs NYK 89 - NBAニューヨーク対決、初戦を制したネッツ

NBA初のNYC地下鉄シリーズーーニューヨーク本拠地のチーム同士の対決となったブルックリン・ネッツ(BKN)とニューヨーク・ニックス(NYK)との今シーズン第一戦。川向こうのライバル、ニックスをバークレイズ・センターに迎えての初対決は、延長(OT)にもつれ込む熱戦の末、BKNが96-89でNYKを下した。

NBA TVのアプリとNetsの公式iOSアプリ、それにTwitter(#Nets, #BKN, #jayz, etc.)で接戦の様子を追いかけていたのだけれど、とくに後半に入ってネッツが追いつき、このところ目立っていた「3Qでガス欠する悪いクセ」を克服して4Qに突入したあたりからは、すっかり目が離せなくなってしまった。それにしても、この「世紀の対決」の初戦からいきなりOTとは・・・。なんにせよ、ネッツ応援者には「慶び至極」な大勝利であった。

「アメコミ大好き」なセンターのブルック・ロペスは、ケガに泣かされた昨シーズンから一転、今シーズンはスタートから好調を維持してきており、なんとなく「大黒柱的な存在感」さえ感じさせる(少なくとも、スタッツやニュース記事を見る限りは)。

それに何といっても、ジェラルド・ウォレス。「クラッシュ」("Crash")の愛称をもつこのベテラン・スモールフォワードは、先週のレイカーズ(LAL)戦に続き、この晩の大試合でも、その多芸ぶりを遺憾なく発揮していたようだ。

もうひとつ、シーズン開幕前の下馬評と違っている点は、ディフェンスの強さ。「スターターではウォレスしかディフェンスが上手な選手がいない」とよく書かれていたのに、いまのところ対戦相手に許した得点(被得点)が91.3でリーグ首位(の少なさ)、そして被得点を100点以下に抑えた場合に勝敗が8勝1敗だという。

これから「NBA随一」の呼び声も高いバックコート陣ーーデロン・ウィリアムズ(PG)とジョー・ジョンソン(SG)のエンジンがぼちぼち暖まってきて、いずれ全開となってくれば、いま以上の強さを発揮することも・・・期待はいや増しに高まるばかりである。

観戦した有名人:
ビヨンセ&ジェイ・Z(B&J)夫妻マイケル・ブルームバーグNYC市長、リチャード・ギア(俳優)、チャーリー・ローズ(テレビのトークショーMC)など

ネッツのシーズン勝敗:
9勝4敗(アトランティックDiv. 首位、NYKと同率/イースタンカンファレンス全体では、マイアミ・ヒートに次ぐ2位)
ネッツのホーム・ゲーム勝敗:7勝1敗
観客の数:17,732(”満員”)